一眼レフカメラのレンズの種類と特徴の話。

どうもこんにちは、管理人の”まど”です。
先日の記事でこんな記事を書きました。

この記事の中で、一眼レフカメラの魅力の一つとして
レンズ交換ができることを書きましたが、
「じゃあ一体レンズってどんなのがあるの?」
と思われる方もいるかもしれないので、
今回は一眼レフカメラのレンズの種類と特徴について
書きたいと思います。

レンズってどんな種類があるの〜?

一眼レフカメラのレンズの種類は大きく分けると
下記の2種類になります。

レンズの大枠2種類

ズームレンズ
単焦点レンズ

そして、このズームレンズと単焦点レンズの中に
それぞれ、小枠として下記3種類あります。

レンズの小枠3種類

・広角レンズ
・標準レンズ
・望遠レンズ

また、少し特殊なので別枠で書きますが 小枠には下記の2種類のレンズもあります。

レンズ小別枠2種類

・マクロレンズ
・魚眼レンズ

それでは一つ一つ詳しくみていきましょう! まずはレンズの大枠2種類についてです。

ズームレンズ

その名の通りズームができるレンズのこと。
同じ場所からでも被写体に寄ったり、引いたり、
写る範囲を変えることができるのが特徴です。

例えば下の2枚の写真。

どちらの写真も私が立っている場所は同じですが、
寄ったり、引いたり、写す範囲を変えて撮ることができています。
これがズームレンズなのです。

単焦点レンズ

単焦点レンズはズームができないレンズのこと。
同じ場所から撮影する場合、被写体に寄ったり、
引いたりできず、写る範囲が変えられないのが特徴。

もし先ほどのこの写真

を単焦点レンズで撮影していた場合は、
自分が動かない限り、写る範囲を
変えることはできません。

これだけ聞くとズームレンズの方が便利そうでいいじゃん。

確かに、これだけ聞くとズームレンズの方が
便利で良さそうに思いますよね。

でも、単焦点レンズにはズームレンズにはない
メリットがあるんです!

と言うことで、それぞれのレンズの
メリットとデメリットを見ていきましょう!

ズームレンズのメリット/デメリット

ズームレンズ の”メリット”

様々なシチュエーションに対応でき、とにかく便利
・レンズ交換せずに幅広い写真が撮れる
・微妙な焦点距離を細かく調節できる

ズームレンズはとにかく便利です。

例えば子供の運動会などで、全体を入れて
広く撮りたい場合や、我が子だけをドアップで
撮りたい場合があると思います。

そんな時に高倍率のズームレンズを一本持っていれば
大抵のシチュエーションに対応できます。

レンズ交換をしなくても状況に応じて
撮りたい写真を手軽に撮れる
のが、
ズームレンズの最大の魅力です。

ズームレンズの”デメリット”

・画質で単焦点レンズに劣る
・F値が大きめで暗い場所がちょっと苦手
・レンズが大きく重くなる傾向にある

一本で様々なシチュエーションに対応できる
ズームレンズですが、画質の面では
単焦点レンズに劣ります。

また、F値と呼ばれる値も単焦点レンズと
比べると大きくなる傾向にあります。

ここでF値については詳しく触れませんが、
F値は写真の明るさや”ボケ”具合に影響するもので、
F値を小さくできれば、それだけ表現の幅も広がります。

暗い環境での撮影や”ボケ”を綺麗に出したい
場合は単焦点レンズの方が有利です。

最後に、これは一概には言えませんが、
ズームレンズは大きく重くなる傾向にあるので、
首からぶら下げているのが辛くなるかも。

単焦点レンズのメリット/デメリット

単焦点レンズの”メリット”

画質がすこぶるキレイ
・F値が小さくでき暗い場所でも明るく撮れる
・キレイにボケた写真が撮れる

単焦点レンズの特徴はなんといても

その画質のキレイさです。

もうこれはズームレンズには叶えられない
単焦点レンズだけの強みなのです!

どんなに高い、画質がキレイだと言われる
ズームレンズと比べても単焦点レンズの 画質のキレイさには勝てません!
(私が触ったことのあるレンズ内での 経験則ですが)

画質のキレイさは言葉で表すのは難しいですが、
撮った写真を見比べれば、

「単焦点レンズの方がなんかキレイじゃね??」

ってなります(笑)

クリアに写ると言った方がわかりやすいかもしれません。

また、F値を小さくできるので、暗い場所で明るく
撮れたり、ボケがキレイな写真を撮れるという特徴もあります。

単焦点レンズの”デメリット”

・ズームができない
・レンズ交換したくなる
・焦点距離が細かく調節できない

単焦点レンズはズームができないのが 最大のデメリットです。

お父さんが運動会に単焦点レンズ一本持ってくと かなり大変なことになります。

子供の勇士をドアップで撮りて〜!! という場合、
お父さんは子供と一緒に リレーを走りながら撮影しないと無理です。

はい、完全に子供に嫌われます。

運動会撮影したいお父さんは黙って便利なズームレンズを買いましょう。

レンズ交換しないと寄れないし引けないというのは
結構不便なことも多いです。画質がキレイなぶん
手間がかかるのが単焦点レンズです。

私の場合、単焦点レンズをつけて行く場合は、
今日はこのレンズで撮影する、と決めることが多いです。

こっちのレンズじゃないと撮れね〜!!と
居ても立っても居られない時は
気づいたらレンズ交換しているので
そういう時はレンズ変えればいいかと思ってます。

ただ、単焦点レンズつけてて、
ズームレンズだったら撮れてたのになぁと
思う瞬間は結構あります。

・ズームができて便利だが画質が劣るズームレンズ。
・ズームができないが画質がすこぶる良い単焦点レンズ。

結論どちらが優れたレンズということはなく
撮るものや目的に合わせてうまく使い分けることが大切です。


ズームレンズと単焦点レンズの見分け方
レンズには焦点距離というものがあり、
その記載方法を見ればズームレンズなのか、
単焦点レンズなのかを見分けることができます!

ズームレンズの場合。

これはNikonの場合の表記ですが、
ズームレンズは焦点距離に幅があるので、
その両端の数値が2つ記載されています。

単焦点レンズの場合焦点距離は1つしかないので、
記載されている数値も1つになります。

ハイフンで数字が2つ書いてあったらズームレンズ
そうじゃなければ単焦点レンズなので、
カメラ見に行く際の参考にしてください!

次はレンズの小枠3つです。

レンズの小枠3種類

・広角レンズ
・標準レンズ
・望遠レンズ

広角レンズ

(目安の焦点距離35mm以下)
(広角ズームレンズ)
(広角単焦点レンズ)

広い範囲を写し取ることができるレンズです。

広角レンズではこのような写真が撮れます。

(大自然をズバッと大きく切り取った迫力ある風景写真)
(下からあおって被写体と空をダイナミックに切り取る写真)
(犬の顔がでっかくて可愛い写真)

広角レンズは歪みが生じやすいので、
その特性を利用するとこんな可愛い犬の写真も
撮れちゃうんです!

広角レンズはその名の通り、広い範囲をダイナミックに
写し撮ることができるレンズ!

  • 風景写真
  • 建物写真
  • 遠近感のある写真

などを撮りたい方に特にオススメです!

標準レンズ

(目安の焦点距離50mm前後)
(標準ズームレンズ)
(標準単焦点レンズ)

比較的人間の目に近い広さで写真を撮れるレンズです。

標準レンズではこのような写真が撮れます。

(目で見たそのままの感じの風景写真)
(見たまんま)

標準レンズは人の目で見たときに近い感覚で
写真が撮れるので比較的使いやすいレンズです。

寄れば望遠のように、引けば広角のように撮影できる
汎用性の高いレンズでもあり、カメラ始めたばかり、
という方にとっても扱いやすいレンズかと思います。

  • 風景写真
  • 人物写真
  • スナップ写真

など何にでも使えるレンズなので、
1つ持っておくと便利かも。

ただ、使っていくうちに、広角レンズや望遠レンズが
欲しくなる可能性は”大”です(笑)

望遠レンズ

(目安の焦点距離80mm以上)
(望遠ズームレンズ)
(望遠単焦点レンズ)

遠くにあるものを大きく写し取ることができるレンズです。

望遠レンズではこのような写真が撮れます。

(動物園で遠くにいるトラを迫力たっぷりに)
(木々に留まっている鳥を美しく)
(池の中に咲く睡蓮を艶やかに)

望遠レンズはこのように、遠くの被写体も
大きく写真に収めることができます。

動物園や子供の運動会には望遠レンズは
必須と言っても過言はないでしょう。

また、望遠レンズを使うと圧縮効果というものが
働き少し面白い写真が撮れるんです。

いま手元にいい写真がないのであれですが、
遠近感が不思議なまるで合成したかのような
写真を撮ることができます。

また、望遠で撮ると背景をボカしやすい
という特徴もあります。

単焦点レンズの”ボケ”とは少し味は変わりますが
被写体を際立たせたいときなどに使えます。

  • 動物写真
  • 人物写真
  • ブルーインパルス(戦闘機の航空ショウ)

などに威力を発揮するレンズですね。

ただ、望遠レンズとひとまとめに言っても、
望遠できる範囲がレンズによってだいぶ違うので
選ぶときは気をつけましょう。

動物園に持っていても、
「あれ?トラさん遠くね??」
ってなってしまう場合があるので。

焦点距離の話はまた後日書こうと思いますが、
私が感じるざっくりした焦点距離と使用場面は


焦点距離80mm〜135mm(人物撮影)
焦点距離100mm〜400mm(動物園、運動会)
焦点距離500mm〜800mm(航空ショーなど)
※フルサイズカメラの場合。

最後に番外編の2種類のレンズを 紹介します。

レンズ小別枠2種類

・マクロレンズ
・魚眼レンズ

マクロレンズ

マクロレンズは被写体にめっちゃ近づいても
ピントが合う特別なレンズ
です。

マクロレンズを使うと、
まるで顕微鏡で見たかのような写真
撮れてしまうのです!

マクロレンズではこのような写真が撮れます。

花が綺麗な季節はマクロレンズがあると
近くに寄って撮影できて楽しいぞ!

マクロレンズは”ボケ”やすいという特徴もあり、
接写だけでなく人物撮影や風景撮影にも使えるので、
一本持っておくと意外と使えるところ多いです。

魚眼レンズ

魚眼レンズは広角レンズがもっと広角になった
めっちゃ広い範囲を撮影できるレンズ
です。

魚眼と言うだけあって、撮れる写真は
めっちゃ歪んでますが、それが魚眼レンズの面白さでもあります。

魚眼レンズではこのような写真が撮れます。

絶対に写らないような範囲が写真の中に
収まってしまうのが魚眼レンズの特徴。

世界はすごく歪みますが、この歪みこそ
魚眼レンズの面白いところです。

普通のレンズでは撮れないような面白い構図で
大胆に世界を切り取っちゃいましょう!

ただ、初めてのレンズにしてはかなり
ハードルが高いので、余裕が出てきたら
買えばいいと思います(笑)

ここまでざっと、一眼レフカメラのレンズの種類と
特徴をお話しさせていただきましたが、
いかがだったでしょうか?

カメラを買って自分がまず何を撮りたいかが
決まっている場合は今回の内容をもとに
レンズを選んでみてください!

もし、まだ何が撮りたいかわからない!
と言う場合は、無難に便利なズームレンズを
買っておくと良いでしょう。

ただし、キットで付いているレンズではなく
別売りのレンズを選んだ方が、
今後のカメラ生活がさらに楽しくなりますので、
レンズ選びは慎重に!

改めて、初めてのレンズ選びの記事も書こうと思います!

ではまた!

私、インスタグラムやっておりますので、
是非フォローしてやってください(>人<;)!!

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