こんにちは!管理人の”まど”です。皆様、素敵なカメラライフはお過ごしでしょうか?
今回は一眼レフカメラを買ったはいいけどオートモードから卒業できない!卒業したい!といった方向けに、カメラをマニュアルモードで撮影するうえでの3つの必須知識をお伝えしたいと思います!
カメラ買ったぜ!でも、オートモード止まりなんですよぉ(ToT)/~~~!
という方はぜひ読んでいってください!必ず今後の撮影の役に立ちますし、撮影がひとまわりも二回りも楽しくなるはずです!
まだ一眼レフカメラ買おうか迷ってる、そもそも一眼レフカメラの魅力って何よ?本当に必要なのか?など迷っている方はこちらの記事も読んでみてください!
それでは本題に入ります!実は、一眼レフカメラには様々な撮影モードがあります!
そんなの知ってるよ!
「おぅ、さすがクリーチャー君!どんな撮影モードが思いつくかね??」
オートモードとマニュアルモード!!
「お、おぉう・・・そうか。だいぶざっくりだな(笑)まぁいいか。」
「じゃあ、その2つの撮影モードの違いって何かわかる?」
撮影の設定を【カメラが自動で設定してくれるか、自分がカメラの設定をするか】でしょ?
「そう!その通り!じゃあ撮影の設定って何を設定してると思う?」
・・・。それは知らない!いつもオートモードで撮ってるからカメラが自動でしてくれてるもん!
「・・・そうか!じゃあ今日覚えよう!」
一眼レフカメラで撮影するうえで必ず知っておきたい設定は3つだけ!!この3つさえ理解できれば撮影の幅がグンと広がります!
・F値
・シャタースピード
・ISO感度
カメラのオートモードは上記3つの設定をカメラ側が自動で行ってくれています!マニュアルモードではこれらの3つの設定を自分で設定できるので、撮影の幅がグンと広がるのです!
たったの3つなんだね!覚えられそう!
「そうだよ!この3つさえ覚えられればいいんだ!」
では、この3つの設定がそれぞれどんな役割を果たすのか詳しくみていきましょう!
大原則としてこれら3つは全て写真の明るさに影響を与えます。
レンズの絞りの大きさを表す指標。人の目で例えると”瞳孔”にあたります。
役割:明るさの調節+ボケかんの調節
数値表記:… 1.2 , 1.4 … 〜 … 18 , 22 …(レンズによって設定可能範囲は変わります)
数値と役割の関係:数値が小さいほど明るく、ボケやすくなる。
F値は人の目でいうところの”瞳孔”にあたります。人の目は暗いところでは瞳孔が開き光を沢山取り込もうとし、明るいところでは瞳孔を閉じ光を取り込みすぎないように調節していますよね??
レンズのF値はまさにそれと同じ。暗いところではレンズの絞りを開くことで明るく、明るすぎるところでは絞りを絞ることで適度な明るさに調節できるのです。
自分で書いといて、イメージ怖い!!笑
F値を変化させると写真のボケ感が変化してしまうので、明るさ調節だけではなくボケ感をどのくらい出したいかによっても設定値を考える必要があります!
どういうことか次の写真で比較してみましょう!
上記の写真は左がF1.8、右がF16で撮影したものになります。両方ともNikonの文字にピントを合わせていますが、その他に目を向けると明らかにF1.8の方が背景がボケていますね。
F16の方は全体的にピントが合っていてSDカードの容量まで読み取れます。このようにF値を変えることでボケ感が変わるのです!(※次の項目で出てきますが、同じ明るさで撮るためにシャッタースピードを変えています。)
F値を小さくするとボケやすくなる、これはつまりピントの合う範囲が狭くなるということです。ピントが合う範囲のことを”被写界深度”といいます。ピントが合う範囲が狭いことを”被写界深度”が浅い、ピントが合う範囲が広いことを”被写界深度”が深いと言い、F値が小さければ”被写界深度”は浅くなりボケやすく、F値が大きければ”被写界深度”は深くなりボケにくくなります。 |
単焦点レンズを持っていて人物を印象的に撮りたいなら、まずは絞り開放(F値を一番小さく)にして撮影してみてください!背景がボケてオシャンな写真が撮れますよ〜!!
単焦点レンズなんか持ってねーよ!という場合はこちらの記事も読んでみてください!キットレンズでも頑張ればボケます!
シャッターが切れる速さを表す指標。人の目で例えると”まばたき”の速さだと思うと分かりやすい。
役割:明るさの調節+ブレかんの調節
数値表記:… 1/4000 , 1/1000 … 〜… 1/80 , 1/60 … 〜 … 20 , 30 , BULB …(カメラによって設定可能範囲は変わります)
SSは人の目でいうところの”まばたき”の速さだと思えば分かりやすいです。目を閉じている状態から、目を開けて、また閉じる。この速さのことだと思ってください。目を開けている時間、つまりSSが長ければ長いほど光が入ってくる時間が長くなり写真が明るくなるのです。
反対にSSが短ければ短いほど光が入る時間が短くなるので写真は暗くなります。このようにSSの長さでも写真の明るさを調節することができます。
SSを変化させると明るさだけでなく、写真のブレ感が変化してしまうので注意が必要です。手持ちで撮影する際はSSが遅いと写真がブレてしまいます。
ただ、これがまたカメラの面白いところで、表現の幅につながります。どういうことか次の写真で比較してみましょう!
上の写真は、左がSS1/5秒、右がSS1/1250秒で撮影したものになります。
いかがでしょうか?SS1/5秒の方は水が流れているような描写、SS1/1250秒の方は水が止まっているような描写になっています。このようにSSの速さによって物の動きをブラしたり、止めたりすることができるのです!(※同じ明るさで撮るためにF値を変えています。よく見ると背景はSSが速い方がボケていますね!)
SSを遅くする撮影は三脚が必要になる場合がほとんどなので、三脚を一つ持っておくと撮影の幅がグッと広がります!
一般的に手持ちで綺麗な写真を撮れるSSは1/60くらいまでです。これよりSSを遅くしてしまうとせっかく撮った写真を見返したら全部ブレていた、なんてことになる恐れがあるので気をつけましょう。 被写体が動いているような場合はさらにSSを速く設定しておかないとブレてしまうので、被写体によって様々なSSを試しながら適切なSSを掴んでいきましょう!経験値を積めば詰むほど写真は上手くなりますよ! |
ボケやブレに影響を与えることなく、明るさのみを変更できる指標。
役割:明るさの調節
数値表記:… 100 , 200 , … 〜 … 12600 , 25600 …(カメラによって設定可能範囲は変わります)
数値と役割の関係:数値が大きいほど明るくなる。※数値が大きくなるほどに画質が荒くなる
ISO感度はF値やSSがボケやブレに影響を与えていたのとは異なり、純粋に写真の明るさのみを調節することができます。
ただ、気をつけなければならないがISO感度を上げすぎると画像がどんどん荒くなってしまうという特徴があるのです。
このことを”ノイズが乗る”と表現するのですが、どういうことか以下の比較写真をみてみましょう。
いかがでしょうか?上がISO100で下がISO25600で撮影した写真となっています。正直スマホの画面だと分かりにくいのですが、黒い部分の画像が特にザラザラと荒くなっているのが分かります。
ISO感度は純粋に明るさだけを変えることができる非常に便利なものですが、このように画質に影響を与えてしまうので使い方に注意が必要です。正直スマホで写真を見る分にはそこまで大差ないと感じますが、撮影した写真を印刷したい、大きなモニターで見たい、といった場合にはかなり画質の劣化が目立ってしまうので、写真の用途に合わせて上手く使えるようになるといいかなと思います。
ただ、ISO感度が非常に便利なだけにそれに頼ってしまうと撮影の幅が狭くなってしまうので、私はF値とSSをいじってみて、それでもダメだった場合はISO感度に頼るという設定の流れがいいのかなと感じています!
F値:明るさ+ボケ感の調節(背景のボケ味を変えてみよう)
SS:明るさ+ブレ感の調節(動く物体を止めたりブラしたりしてみよう)
ISO感度:明るさの調節(画像劣化に気を付ける)
〔考えるべきところ〕
F値を絞ると”暗くなる”、だからSSを”遅く”して明るさを保つ、すると写真が”ブレる”、だからF値を”開放する”、すると背景は”ボケる”、あれ?どうしようか・・・そこでISO感度の登場だ!!
うぉ〜!!カメラの設定のことがだんだん分かってきたよ!早く写真撮りにいきたい!これでオートモード卒業するぞ〜!!
「おぅ!クリーチャー君、そのいきだ!今から写真撮りに行くぞ〜!!」 さて、まとめで述べたように、カメラの3つの設定はそれぞれ写真に様々な影響を与えるので、どのように設定するかがとても大切なのです!そして、これがカメラの面白いところでもあります!
試行錯誤して思い描いていた写真が撮れた時の喜びはたまりません!今回は一番の基礎となるF値、シャッタースピード(SS)、ISO感度についてお話ししましたが、その他にもホワイトバランスなどの設定項目もあり、カメラは本当に奥が深いです!
今日でカメラのオートモードを卒業する準備ができたので、早速これら3つの設定を色々いじってさらに楽しいカメラライフをお過ごしください!質問などあればなんでも聞いていただければと思いますのでコメントいただけると嬉しです!
最後までお読みいただきありがとうございます!それではまた!次回をお楽しみに!
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